登美ヶ丘画像診断クリニック

お問い合わせ・ご予約はこちら TEL0742-52-6221
■診療時間:月・火・水・金 9:00~19:00 木・土 9:00~17:00 日 9:00~14:00
◾️休診日:祝日・第2日曜日・第4日曜日
ご挨拶
当院は、地域医療機関の皆さまと緊密な連携をはかり、迅速で正確な画像診断を提供してまいります。
患者さんに優しく、精度の高い画像診断を提供すべく、トレーニングされた診療放射線技師、放射線科医が勤務しています。地域の画像診断センターとして、末永くご愛顧たまわりますようお願い申し上げます。
登美ヶ丘画像診断クリニック
診療方針
●高度画像診断機器を地域の医療機関の先生に提供し共同利用を促進します。
●放射線科専門医が検査を実施し、ご依頼いただいた先生方に読影結果を速やかに返却します。
●読影結果は、キー画像付きの読みやすい質の高い診断レポートを提供します。
●主治医の先生と放射線科専門医のダブルチェックにより医療の質の向上を目指します。
●検査依頼から数日以内に検査を行い、早期の診断、治療を可能にします。
●緊急検査や緊急読影にも対応します。
施設のご案内
MRI<磁気共鳴画像診断装置>
GEメディカルシステム社製 MRI
1.5テスラ(T)の高磁場超電導型MRI装置で、特に脳神経外科領域や整形外科領域に有用です。
また、全身領域に対応した患者さまの負担を軽減できる機能が多く搭載されており、質の高い検査、診断が可能な高精度MRI装置です。
MRI検査とは
MRI(Magnetic Resonance Imaging :磁気共鳴画像)
MRI検査は、強力な磁石と電磁波を利用し、様々な方向から身体の断面を撮影することができます。

主に、頭部、脊椎(背骨)、腹部(肝胆膵脾腎)、骨盤部(子宮卵巣、前立腺)をはじめ、整形領域(四肢・骨)など様々な検査と病気の診断が可能です。
また、お薬(造影剤)を使わずに血管(MRA:MR Angiography)を描出することができます。

CTのようにX線を使用しないため、放射線被ばくの心配がありません。
●検査時間は約20~40分です
検査部位や患者さまの状態によって所要時間が異なります。
●MRI装置は筒型のため、トンネルの中に入っていただくようなイメージです
閉所恐怖症やパニック障害など狭い空間が苦手な方は事前にお申し出ください。
●検査中は工事現場のような大きな機械音がします
鼓膜を保護するために耳栓や耳あてをしていただきます。
●検査中は動かないようにしてください
通常の写真撮影と同様に、動きの影響で画像がブレてしまうことにより正確な診断ができません。
●緊急用ブザーをお渡しします
検査中に気分不良や痛みなどで動いてしまいそうな時は、ブザーでお知らせください。
●検査部位により更衣が必要な場合があります
⇒次項「MRI検査の注意事項」参照。
MRI検査の注意事項
MRI装置は強力な磁石構造のため、金属類を持ち込むと強い力で引っ張られて大変危険です。
さらに電波(ラジオ波)を使用するため熱を持ちやすく火傷の原因になったり、画像が欠損し診断に影響を及ぼします。
また、電子・精密機器類は故障、磁気類は使用できなくなるため持ち込みはできません。
禁 忌
下記の項目に該当する場合はMRI検査をお受けできません。
□心臓ペースメーカー
※注)条件付きMRI対応ペースメーカーは施設基準に達していないため当院ではお受けできません
□人工内耳・耳小骨・中耳
□刺激装置(深部脳、神経、骨成長、脊髄など)
□人工角膜(支持部材がタンタル)
□義眼(磁石式)
□ハローベスト
□酸素ボンベ
□スワンガンツカテーテル
□血管内ステントが術後8週間以内、その他体内金属が術後6週間以内
□弾丸が眼、大血管、主要臓器に近接している
□MRI対応外もしくは材質不明の体内金属
⇒来院前に手術を受けられた施設に材質とMRI検査が可能であるかをご確認ください
その他、条件付きMRI対応装置・器具でも当院ではお受けできない場合がございますので事前にご確認ください
事前に必ず材質の確認が必要 (※材質によっては検査が受けられません)
□脳動脈クリップ(チタン製のみ検査可)
□頚動脈クランプ
□人工弁(生体弁のみ検査可)
□CVポート
□皮膚縫合用金属(ステイプルなど)
□内視鏡止血クリップ
⇒約1~2週間で自然脱落し排泄されるため、材質が不明な場合でも内視鏡後2週間経過後MRI検査可
必ず取り外しが必要であり、検査室内への持ち込みができません
□インスリンポンプ・持続グルコース測定器
□尿道カテーテルのDIBキャップ(プラスチック製キャップへの付け替えで検査可)
□腹膜透析のCAPDチューブの金属部分ならびにアダプタ
□コンタクトレンズ
⇒カラーコンタクトレンズ(瞳くっきりタイプを含む)は禁忌
□補聴器
□入れ歯(取り外せるもの※磁石式は必ず取り外す
□磁気治療器(商品名:ピップエレキバン、チタンネックレス など)
□貼り薬(湿布、ニトロダーム、ニコチンパッチ、フェンタニル系テープ など)
□カイロ
□かつら・ウィッグ・ヘアパウダー(白髪・増毛用)
□アクセサリー類(ネックレス、ピアス、イヤリング、ブレスレット など)
□ヘアピン、装飾付きヘアゴム
□ネイルアート(マグネットネイル、ジェルネイル、ラメ入り)
□マグネット式つけまつげ
□スマートフォン・携帯電話などの通信機器
□万歩計・ゲーム機などの電子機器
□腕時計
□鍵類
□財布(現金)
□磁気カード類(キャッシュカード、駐車券 など)
□発熱作用・保温性のある機能性インナー(商品名:ヒートテック など)
□ボディースーツ
□金属ステー入りコルセット・サポーター
□トレーニング用砂袋(鉄製ビーズなど磁性体)
□眼鏡
□ワイヤー入りマスク
⇒当院のMRI対応マスクに付け替えていただきます
場合により取り外し・調整が必要、もしくは検査が受けられない(※要相談)
□シャント(VP、LPなど)
⇒MRI検査により設定圧が変化するため、検査後迅速なバルブの圧調整が必須
□歯科矯正器具
⇒来院前に矯正器具の材質とMRI検査が可能であるかを取り付けた歯科医院にご確認ください
□刺青・タトゥー・アートメイク
□アイメイク(マスカラ、アイシャドウ、ラメ入り)・制汗剤(銀イオン含有タイプ)
□巻き爪治療用ワイヤー
□鍼治療の置き針
□金属片、鉄粉を取り扱う職業に従事し、その作業服で来院された場合
その他
□妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある
⇒胎児の安全性が確立していません(特に妊娠2~3ヵ月の器官形成期は要注意)
上記の内容、または上記以外でご不明な点がございましたら、事前にお問い合わせいただきますと 当日検査のご案内がスムーズです。ご協力お願いします。
食事制限について
腹部の検査および造影検査を受ける方は、検査予約時間の4時間前から絶食してください。
また、水、お茶などの飲水は可能ですが、ジュースや乳飲料、酒類は控えてください。
※注)現在、造影検査は休止中です。
お薬について
常用薬を服用されている方は、主治医の指示に従ってください。
CT<コンピュータ断層診断装置>
GEメディカルシステム社製CT
64列のフルデジタル検出器と、被ばく線量や金属による画像への影響を低減させる独自技術のソフトウェアを搭載した『低被ばく・高速・高画質』のマルチスライスCTです。
CT検査とは
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)
CT検査は、X線(エックス線)を利用し、身体の断面を撮影する装置です。
主に、頭部、胸部(肺・縦隔)、腹部(肝胆膵脾腎など)をはじめ、整形領域(四肢・骨)など様々な検査と病気の診断が可能です。
CT検査の注意事項
•検査時間は約5~10分です。
•検査部位により更衣が必要な場合があります。また、金属やプラスチック類、貼り薬などは外していただきます。
•妊娠中または妊娠の可能性がある方は、放射線被ばくがあるため検査をご遠慮いただきます。
•心臓ペースメーカーなど体内金属がある方は、撮影前にお申し出ください。
食事制限について
腹部の検査を受ける方は、検査予約時間の4時間前から絶食してください。
また、水、お茶などの飲水は可能ですが、ジュースや乳飲料、酒類は控えてください。
お薬について
常用薬を服用されている方は、主治医の指示に従ってください。
3D Mammography<デジタルマンモグラフィトモシンセンス>
3Dマンモグラフィ
通常(2D)のマンモグラフィでは描出困難な病変を鮮明に撮影できる「トモシンセシス」。特に乳がんの発見が難しいとされている高濃度乳腺(デンスプレスト)に有用と言われています。当院では、通常(2D)のマンモグラフィを併せて撮影することにより、より正確な診断が可能になりました。
※奈良市乳がん検診、精華町乳がん検診をご希望の場合、トモシンセシス(3D)撮影は適応外のため通常(2D)撮影のみです。
当院では通常(2D)のマンモグラフィにトモシンセシス(3D)を
併せて撮影することで、より正確な診断が可能になりました!
今や乳がんは、日本女性の9人に1人が発症すると言われていますが、早期発見・適切な治療により完治が望める病気です。
マンモグラフィは初期症状である微細な石灰化を描出することができます。
通常(2D)撮影では、圧迫することで乳腺の重なりを少なくし、病変を鮮明に描出することができます。しかし、日本人女性は高濃度乳腺(デンスプレスト)が多く、通常(2D)のマンモグラフィでは乳腺内の「しこり」の描出が困難でしたが、トモシンセシス(3D)では複数の角度から乳房を撮影して画像データを収集し、再構成により1mmスライスの断層像を得ることで乳腺内に隠れている情報を識別することができます。
乳がんの早期発見のためには、普段からの自己検診と定期的なマンモグラフィをおすすめします。
※奈良市乳がん検診、精華町乳がん検診をご希望の場合、トモシンセシス(3D)撮影は適応外のため通常(2D)撮影のみです。
診療内容
放射線科
高度画像診断機器による紹介検査
高度画像診断機器を利用した健康診断・人間ドック
診療時間
月・火・水・金 9:00~19:00
木・土 9:00~17:00
9:00~14:00
休診日
祝日・第2日曜日・第4日曜日
登美ヶ丘画像診断クリニック 0742-52-6221
奈良県奈良市中登美ヶ丘6丁目3番3号 リコラス登美ヶ丘A棟3F
医師紹介
大中 恭夫 院長
昭和61年 滋賀医大卒業
同年5月  滋賀医大放射線医学講座入局
平成元年  同助手
平成7年  大阪済生会野江病院副医長
平成14年 同部長
平成25年 登美ヶ丘画像診断クリニック院長
平成25年に当院に赴任してきました。
大阪に生まれ、滋賀、大阪で働いてきました。まさか,奈良で働くとは思ってもみませんでしたが、観光では奈良にはよく来ていました。電車に乗っていると普通に古墳があることには驚かされます。まだまだ訪れていないところも多く楽しみにしています。

さて、仕事の話に変わりますが、CT検査とMRI検査の使い分けについて少し考えてみました。

CT検査は造影剤を使用しないと有用でないとされるという意見も少なくありませんが、そうでもないと思っています。
CT 検査でもシルビウス裂や脳室の大きさの評価で髄膜炎やくも膜下出血、正常圧水頭症などの診断が可能です。梗塞も、島皮質など濃度で診断できることは少なくないです。もちろんMRIの方が優れているところが多いとは思います。検査時間は圧倒的に短く造影剤を使用するリスクもなく、コストも低いです。

胸部は圧倒的にCT検査が優位です。腫瘍の浸潤などの評価にはMRI検査が利用されることは多いです。

腹部も非造影で診断できることも多いです。腹水やリンパ節腫大、病変と周囲の脂肪組織との境界の不鮮明さなどで診断します。ただし小児や痩身の方は体内脂肪が少なく有用でないことも多いです。

MRI検査の依頼がどうしても多くなっていますが、CT検査も捨てたものではありません。

今後ともよろしくお願いします。

高度画像診断器の共同利用システムについて

高度画像診断機器を地域の医療機関の皆さまに提供させていただき、共同利用を促進、
医療の質の向上を目指しております。